Category Archives: Society5.0

コラム:『人工知能(AI)のもたらす新たなチャンスとリスク』@情報通信白書、総務省

2019年7月9日、令和元年版情報通信白書が総務省ホームページにおいて公表されました!私もコラムを書かせて頂きました。どうぞよろしくお願い致します!!  

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ACM、ステファン・イバラキ氏によるインタビューを受けました!

2019年6月20日、ACM、ステファン・イバラキ氏よりビデオインタビューを受けました。イバラキ氏は、国連ITU「AI for Good」グローバルサミット共創設者でもあります。 インタビューでは、ACMチューリング賞受賞者のヨシュア・ベンジオ氏に対する私のインタビューや、私自身がAGIやAI社会の未来についてどう思っているかなどについてお話ししました。 さらに、日本やアメリカ、イギリスでこれまで私が受けた教育や、異文化に対する適応などについて聞かれました。 そして英国ケンブリッジ大学、米国ハーバード大学やコロンビア大学など、海外の大学と行っているAIに関する国際共同研究についてや、これからの私の目標などについて尋ねられました。 事前打ち合わせなしで、15分くらいの簡単なインタビューと聞いていたのですが、実際は40分以上にも及ぶロングインタビューとなり、途中うまく説明出来ないところもあっていろいろと大変でしたがとてもいい勉強になりました。 貴重な経験をさせて頂きましたことに心より感謝しております。  http://stephenibaraki.com/acm/interviews…

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米州国際経済フォーラムに参加しました!

2019年6月10日から4日間に渡ってモントリオールで開催された米州国際経済フォーラムに招待して頂きました。 AI、ロボット、ブロックチェーン、フィンテックなど、新しいテクノロジーのインパクトについて、各国首相や大臣、CEOなどが集まって、連日活発な議論が行われました。 AIの規制や倫理に関する議論では、最初から規制するのではなく、アメリカのシリコンバレーの文化のように、まずは自己規制(self-regulation)で初めてみて、問題が表明したら、アクションを起こすというプロセスの方がいいのではという意見がありました。すなわち最初から規制することによってイノベーションが妨げられるよりは、規則や法律はいつでも変えられるため、規制を設けずに企業の自己規制に任せて、イノベーションを尊重する方がいいということです。しかしながらこの方法が機能するためには、企業とアカデミック、自然科学と人文社会科学などのコラボレーションや、一般市民のエンゲージメントなどが必要となる点も指摘されました。 また、AIによる中国の監視社会やロシアの権威主義など、国家レベルでのAIのリスクについても議論されました。特に、中国のAI開発に関する懸念が、基調講演やセッションなどでかなり多く表明されました。中国のAI開発が西欧諸国よりも進んでいる点、データが国家により集められ人々の監視や統制に使用されている点、そして冷戦以降の新たな国家間における緊張関係を引き起こしかねない点など。 今回、経済フォーラムに参加して考えたことは、AI開発によって世界の構図が塗り替えられる可能性についてです。これまで、グローバル化の過程は、特に西欧諸国においては「西欧vs.その他」という構図で捕らえられて来ました。しかしながら、AIの社会的インパクトの大きさから、「AI先進国家(あるいはDigital Nation)vs.その他」にパワーチェンジしていくのかもしれません。このことのもたらす意味に関しては、また別の機会に述べたいと思います。 今回の経済フォーラムには、カナダやアメリカの政界や産業界から4000人の参加者が集まり、AIに対する関心の高さを肌で感じる事が出来ました。昨年と比べると、AIのセッションが増え、さらにビジネス界の参加者がかなり多くなったそうです。 日銀副総裁の若田部昌澄さんをはじめ、多くの方にお目にかかる事が出来ました。ご招待いただきまして、どうもありがとうございました。  

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招待講演:国連ITU「AI for Good」グローバルサミット

2019年5月28日から31日まで、ジュネーブで開催された国連ITU「AI for Good」グローバルサミットに、今年も招待して頂きました!昨年は、参加者が600名くらいだったのですが、今年は3000人となり、かなり大規模になっていてびっくりしました。 昨年と今年の違いは、規模の大きさだけではなくて、参加国が多様になっていること。特にアフリカ各国の大臣が多く来ていました。ITUは、現在インターネットで繋がっているのは世界の50%に過ぎないため、残りの50%を繋げる事を目標にすると述べました。一方で、各大臣たちも、アフリカにはビジネスチャンスがたくさんあることをアピールしていました。 プログラムの構成においてトラックやセッション、登壇者も昨年とはガラリと変わりました。「AIとデータサイエンス」「AIと若者と教育」「AIと健康とウェルビーイング」「AIと人間の尊厳と包摂」「AIと宇宙産業」など。また、昨年、「AI for Good」があるなら、「AI for Bad」もあるはずだという指摘がありました。今年は、リスクに関する「AIと人間の尊厳と包摂」のトラックが設けられました。リスクに関しては、排除や差別などについて、人種やジェンダーなど様々な観点から語られました。 今回のAIサミットで、私が最も共感を覚えたのは、フランスの数学者でマクロン大統領のアドバイザーであるCedric Villami氏の講演です。Villami氏は主に4つの点について強調されました。まず、AIはとてもintelligenceと呼ぶには程遠く、人工知能と呼ぶべきではない。まだ実験段階であるため、データを共有しながら協働して実験することが大切であること。第2に、学際的なアプローチが重要なこと。第3に社会的便益のために作らなければならないこと。第4に、人間が主権的であること。AIの軍事利用や戦争を避けるためには、各国が共通の目的に向かって開発することが必要だと述べられました。 私は「若者とAI」のトラックに招待されました。2016年からこれまで3年間日本の若者を対象に行って来た「若者とAI」プロジェクトの調査結果に基づいて、AIがもたらす新たなチャンスとリスクや、AIリテラシーや教育において必要な点、そしてAI社会の構築に必要な「ヒューマン・ファースト・イノベーション」について提案を致しました。 現在、AIは国境を越えた社会的インパクトの大きさから、環境問題などと同様にグローバルな問題となっており、他国との協働が求められています。今後も日本からの発信、そして共によりよいAI社会を創るための提案をしていきたいと思います。

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ソーシャルグッドなAI/ロボットのフィールドワーク:MITメディアラボ

2019年5月14日、アメリカのケンブリッジ。MITのウィリアム・ウリッキオ(William Uricchio)教授のラボを訪問しました。MITメディアラボは、「ディシプリンを持たない文化(antidisciplinary culture)」を理念として掲げていることが広く知られています。実際に、どのように研究プロジェクトが進められているのでしょうか? MITメディアラボでは、建築が母体の理工系のメディアラボと、ウリッキオ先生が所属する人文社会系の比較メディア研究(Comparative Media Studies)が、一体となってプロジェクトが進められているそうです。というよりむしろ、ウリッキオ先生の忌憚のないご説明によると、工学系の研究者によって自由な発想で創られた「何の役に立つのかよくわからないもの」に、ウリッキオ先生達がアイデアを注いで、「社会の役に立つものに転換して行く」のだそうです。この「ブランディング」の作業もまた、試行錯誤を伴う結構大変な作業で、しかしながら逆にこのブランディングが成功しないと、スポンサー企業を魅了する事が出来ないそうです。 メディアラボのショーケースに並べられている美しい作品の前で、「表向きは美しいけど、裏は地味な作業なんだ」と言って、ガラス越しに見えるたくさんの作業机の上に煩雑に置かれた部品やコンピューターを指差して説明してくれました。 まさに職人の世界。MITというとキラキラした輝かしい側面ばかりが強調されますが、日本人がこれまで大切にしてきた地味な職人の世界の上に成り立っているのですね。そしてその職人達の手によって生まれたばかりの技術を社会に役立つように磨き上げるために知恵を絞る人達がいる。この両方の連携によって、キラキラしたMITメディアラボが成り立っているという事がわかりました。 MITのキャンパスには、このような創造力を刺激するような様々なアートがあります。例えば、フランクゲーリーによってデザインされたRay and Maria Stata Centerはとても有名です。私が訪問した時は、建物の中にモチーフとしてオブジェの上にパトカーが飾ってありました。このパトカーの番号がπだったり、お巡りさんがドーナツが好きなのでドーナツが上に付いてたりと、遊び心がいっぱいのキャンパスです。 オープンドキュメンタリー・ラボの創立者であるウリッキオ先生と、AIやアート、ロボット、VR、テクノロジーの過去と未来などなど、とても刺激的なお話をしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。 お忙しい中ご招待頂きまして、どうもありがとうございました。

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在英日本大使館主催「教育におけるテクノロジーとヒューマニティ」が日経ヴェリタスに掲載されました!

2019年3月1日にロンドンで開催された在英日本大使館主催のイベント「教育におけるテクノロジーとヒューマニティ」の概要が日経ヴェリタス4月7日号に掲載されました。 駐英国特命全権大使の鶴岡公二さま、渡辺克也総務省総務審議官、NEC榎本亮CMO、ソフトバンク古野雅人さま、ウフル園田崇CEO、オックスフォード大学のTaddeo先生などと共にご紹介頂きまして、とても光栄です。 ご参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

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招待論文:『人工知能(AI)とロボットがもたらす社会的インパクト:「ヒューマン・ファースト・イノベーション」に向けて』情報システム学会「AI時代における人間中心の情報システム」特集号

2019年3月31日、情報システム学会「AI時代における人間中心の情報システム」特集号が発行されました。 「人工知能(AI)とロボットがもたらす社会的インパクト:「ヒューマン・ファースト・イノベーション」に向けて」というタイトルで、これまでのAIやロボットに関する研究や国際学会での経験をまとめさせて頂きました。 少しでも皆さまの参考になる事がございましたら、とても嬉しいです。ご依頼頂きました砂田薫先生および学会関係者の皆さまに心より感謝いたします。 要旨 本論文の目的は,人工知能(AI)やロボットがもたらす社会的インパクトを理論的かつ経験的に捉えることである.まず理論枠組みとして,これまで理論と経験的調査研究との往還運動を通して発展させてきた「コミュニケーションの複雑性モデル」について紹介をする.次に,AIやロボットに関する日本と西欧の差異についてアプローチしていく.両者の差異に関しては,これまで思想や宗教的な観点から主に多く説明されてきた.そのため本稿では,ケンブリッジ大学との共同研究「グローバル・AIナラティブ」プロジェクトから,1920年代以降のAIナラティブについて社会経済的な力学から考察を試みたいと思う.さらに人とAI/ロボットとのエンゲージメントに関する実態について,現在行なっている2つの調査研究—若者とAI調査,高齢者のロボット・エンゲージメントから考察する.最後に今後のAI/ロボット開発において必要な「ヒューマン・ファースト・イノベーション」について提案したいと思う. 高橋利枝「人工知能(AI)とロボットがもたらす社会的インパクト:「ヒューマン・ファースト・イノベーション」に向けて」情報システム学会誌, Vol.14, No.2, 2019.3. [PDF}]    

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招待講演:在英日本大使館主催『AI・IoT時代における教育』

2019年3月1日、英国ロンドンの王立研究所にて、在英日本大使館主催『AI・IoT時代における教育』が開催されました。 私は、『ヒューマン・ファースト・イノベーション:人工知能がもたらす新たな機会とリスク』と題した招待講演を行いました。 AIやIoTによってもたらされる第4次産業革命、あるいはSociety5.0はどのような社会なのでしょうか?新たなテクノロジーがもたらすパラダイム・シフトを生きるために、どのようなスキルやリテラシーが必要なのでしょうか?その時、国や政府は一体何をすべきなのでしょうか?企業には何が出来るのでしょうか?AIがもたらす新たなチャンスとリスクは一体どのようなものなのでしょうか?次世代を担う若者、そして現代を生きる全ての人たちに、私たちはどのような教育をすべきなのでしょうか? AI・IoT時代における教育について、鶴岡公二駐英国特命全権大使をはじめ、渡辺克也総務省総務審議官、英国techUK のジュリアン・デイヴィッドCEO、ソフトバンクIoT事業推進本部古野雅人氏、NEC執行役員兼CMOの榎本亮氏、オックスフォード大学のマリアロザリア・タデオ先生など、日本とイギリスの産官学による多様な講演が行われました。  https://www5.jetro.go.jp/newsletter/lond… イベントの後、大使公邸でのディナーにお招き頂きました。横山大観の絵の前で記念写真です!  

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社会情報学会の基調講演 『デジタル・ウィズダム−AI社会に向けて』が、『社会情報学』第6巻3号(2018)に掲載されました!

昨年9月に社会情報学会にて行いました基調講演 『デジタル・ウィズダム−AI社会に向けて』が、『社会情報学』第6巻3号(2018)に掲載されました! お声をかけて下さいました駒澤大学の川崎賢一先生、司会の京都大学の吉田純先生、学会関係者の皆さまに心より感謝いたします。どうもありがとうございました。

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招待講演:『AI/ロボットの社会的インパクト』@欧州大学院大学

2018年10月10日、ブルージュにて。欧州大学院大学のデジタルイノベーションにおけるGoogle Chair主催の国際セミナーで、『ロボットと人工知能の社会的インパクト』について講演しました。 100名を超える方が集まって下さり、皆さんとても熱心に聞いて下さいました。AIによる失業や国際競争、幸福感など、非常に多くの活発な質問を頂き、欧州におけるAIの関心の高さを肌で感じました。 欧州大学院大学及び早稲田大学研究戦略センターの皆さまに心より感謝致します。    

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