近刊!高橋利枝「デジタル・ウィズダムの時代へ :若者とデジタルメディアのエンゲージメント」新曜社、2016年。

高橋利枝『デジタルウィズダムの時代へ:若者とデジタルメディアのエンゲージメント』新曜社、2016年。

変動する世界
私たちはこれまで経験したことがないような「変動の時代」に生きています。ウェアラブルや人工知能(AI)、ビッグデータ、ロボット、モノのインターネット(IoT)など、革新的な技術が次々と登場し、「第4次産業革命」と呼ばれています。加速するグローバル化とデジタル化によって、私たちの日常生活は新たな「チャンス」と「リスク」に満ち溢れているのです。

デジタル・メディアは、ビジネス、政治、経済、教育、医療、スポーツなど至る所に入り込んでいます。携帯電話やインターネットは私たちの日常生活において様々な人やモノ、文化を結びつけ、グローバル化を推し進めています。情報やニュースはインターネットにのって世界中を駆け巡り、一国で起きた経済危機は、あっという間に世界経済をも揺るがすのです。

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国際学会発表「コミュニケーションの複雑性モデル」@ Multimedia and Applications(マルチメディア学会)2016

マルチメディア学会1「コミュニケーションの複雑性モデル」についてコンピューター・イメージを用いて国際マルチメディア学会で発表をしました。

複雑系のパラダイム

社会科学者や自然科学者は既存のパラダイムでは観察することの出来なかった、あるいは例外とされ捉えることの出来なかった、複雑で動態的(ダイナミック)な現象を捉え、説明力を加えるために「複雑系」のパラダイムを用いています(cf. Eve, 1997)。複雑系のパラダイムは、これまで多くの異なった学説から創発し、異なった形で発展されてきました。

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国際学会発表「グローバル時代における『デジタル・リテラシー』の可能性」@IAMCR(国際メディア・コミュニケーション学会) 2016

グローバル時代における「デジタル・リテラシー」の可能性について、国際メディア・コミュニケーション学会で発表をしました。

%e5%86%99%e7%9c%9f7-10-%e4%bb%b2%e9%96%93%e3%82%a6%e3%83%81%e6%97%85%e8%a1%8cなぜ今デジタルリテラシーが必要なのでしょうか?その理由は、デジタル時代、グローバル世界において、私たちが恩恵を受けることのできる新たな機会を最大に享受するためです。ユネスコを始め世界各国は、グローバル社会を生きるために必要な力として、デジタルリテラシー教育を奨励しています。日本でもグローバル人材に必要な能力の一つとして重複する要素のあるメディアリテラシーがあげられています。 Continue reading

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利枝のアート探訪No.7『200年前のイノベーター、ジュリア・マーガレット・キャメロン:肖像画から肖像写真へ』

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%a1%e3%83%ad%e3%83%b3%e5%b1%95ジュリア・マーガレット・キャメロン展に行ってきました。キャメロンは、写真をアートにした最初の女性カメラマンです。それまでの絵画による肖像画の世界から、写真という新たなテクノロジーを使って、多くの著名人のポートレートを残しています。彼女はまさにイノベーターと言えるでしょう。

しかしながら、彼女の特徴的な作風は決して初めから計算されたものではありませんでした。キャメロンは偶然起きてしまった失敗をプラスに転化しているのです。わざと写真に指紋を残したり、ネガに傷をつけたり、ソフトフォーカスしてぼかしたりしています。写真というテクノロジーを使いながらも、絵画のような芸術作品としての手作り感を表現しているのです。 Continue reading

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『情報産業としてのツーリズム』@第34回情報通信学会 国際コミュニケーション・フォーラム 2016

コメンテーターの今井敏行さんと2016 年度春季(第34回)国際コミュニケーションフォーラムが、6月25日(土)に東京国際大学にて開催されました。「観光は情報産業である!」というキーワードを軸に、2020年東京オリンピックに向けて、クールジャパン海外戦略、ビッグデータ解析、ソーシャルメディアなど、新たな観光ビジネスの可能性について刺激的なディスカッションが行われました。 Continue reading

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2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、テクノロジー諮問委員会

2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、テクノロジー諮問委員会の委員を拝命致しました。日本ばかりでなく、世界中の人々が協働して創る歴史的なオリンピックになるために、微力ながらも貢献出来るように頑張ります!第4次産業革命におけるオリンピックの可能性について、皆さまの貴重なご意見を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

https://tokyo2020.jp/jp/organising-committee/structure/technology-inquiry/

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国際学会発表「なぜ若者は自分撮りの写真や動画を投稿するのか?」@ICA (国際コミュニケーション学会)2016

%e5%8b%95%e7%94%bb%e5%90%88%e6%88%901国際コミュニケーション学会のクールジャパンのセッションで、「なぜ若者は自分撮りの写真や動画を投稿するのか?」について発表しました。

ソーシャルメディア上に自分自身を撮った写真を投稿する「selfie(自分撮り)[1]」が世界中で流行しています。若者は写真のみならず、自らが撮影した動画をソーシャルメディアや動画共有サイトに投稿しています。 Continue reading

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利枝のアート探訪No.6『若冲展: 世界に羽ばたく日本の伝統とテクノロジー』

日本人ばかりでなく、海外の人にも人気が高い伊藤若冲。裕福な家庭に生まれ、恵まれた環境で絵を描くことを許された彼の作品には、光と色彩に対して、驚くほど様々な挑戦がなされています。東京都美術館で開催されている、生誕300年記念の若冲展で、日本の伝統文化とテクノロジーの融合について考えました。

Jakuchu緻密な描写と、ユーモラスな動物の表現で有名な若冲。10年の歳月をかけて完成された30幅の動植綵絵。中でも老松白鳳図は、無数に描かれた真っ白い流線形の羽根の上に、宝石が散りばめられているようにきらきらと輝いています。まるで現代アートのようなポップな赤や緑のハートからは、鳳凰の鼓動が聞こえ、今にも火の鳥となって空高く舞い上がっていきそうです。 Continue reading

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利枝のアート探訪No.5 『ピクサー展: アニメーションとテクノロジーの共創』

トイ・ストーリーやファインディング・ニモなど、ピクサーの映画には、いつも夢や冒険があり、登場するキャラクターは個性的で生き生きとしています。このようなコンピューターアニメーションは、どのようにして創られているのでしょうか?東京都現代美術館で開催されている、ピクサーのスタジオ設立30周年記念展に行ってきました。

Pixarコンピューターアニメーションと言うと、コンピューターが自動的に制作しているイメージがあります。しかし「コンピュータが映画を作るのではありません。…人こそが、ピクサーで創り出されているあらゆるものの『命』なのです」(エリーズ・クレイドマン)。クレイドマンの言葉通り、ピクサー展では、手描きのドローイングやクレイモデル(粘土の模型)などが所狭しと飾られ、制作者たちの熱意や遊び心が伝わってきます。 Continue reading

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利枝のアート探訪No.4「なぜ岡本太郎は人を惹きつけるのか?」

「芸術は爆発だ!」という言葉で知られる岡本太郎。なぜ彼の作品は人を惹きつけるのでしょうか?その理由を探るために、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。

岡本太郎作品 『手の椅子』

岡本太郎作品
『手の椅子』

岡本太郎の作品の魅力は、その破壊力にあります。急速に推し進められる近代化を破壊し、人間の生命力を呼び起こさせる。代表作「太陽の塔」は、大阪万博のシンボルとなるべく丹下健三が作った「大屋根」を突き抜けて話題をさらいました。近代国家の象徴としての万博を破壊し、前近代的な祭りに転換してしまったのです。

私はイギリスの大学院で社会人類学を学び、エスノグラファー(民族学のトレーニングを受けた調査者)として、メディアやアートに関する現場に赴き、文化を解釈し、伝えようとしています。岡本太郎もフランスの大学でマルセル・モース教授の元で民族学を学びました。客観性を重視した当時の民族学は、主観的に表現をするアートと正反対であり、絵を描くことを辞めてしまうほどのめり込んだそうです。 Continue reading

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