ニアミス

単位時間あたりの授業料が(休講とかのせいで)関東一高いと言われている我が母校だが、先日中1から教わっていた英語の先生とハーバードでニアミスをした。結局お互いの都合により挨拶をすることすら叶わなかったが、FBメッセンジャーで先生は「素敵なニアミスだね」と仰っていた。

母校の英語科には卒業まで大変お世話になった。高1の頃から英語にのめり込みだした自分は、周りに比べていくらか可愛がってもらえていたような気がする。

中1から「発音」に特化したオリジナル教材を使った発音の講座が設けられていた。発音記号から始まりf, v,r,lの音の区別、発音のパターンなど、今考えると不思議な授業だった。筆記偏重の日本の英語試験ではせいぜいセンターにおける数点分の稼ぎにしかならなさそうな話だが、話すツールとして学ぶ上では欠かせない学びだったと感じる。英語プレゼンの授業や文法全振りの授業などバラエティに富んでいて、意欲的な生徒にとっては中々イイ感じの授業が提供されていたのかもしれないなどとも思えてくる。何かと自分のペースで自分のやり方でやりたい自分にとって、拘束が少なく自由にやりたい通りに進められたことも今では良かった気がする。思い出とは総じて後付けで美化されがちである。

英語を学び始めた時に出会った先生と、英語を使って留学している最中にニアミスするというのはなんとも言えないものがあった。先生は、これからMITの武蔵OB達を含むアメリカの研究者たちとの会食とのことだった。いつか自分も先生達と楽しく飲めるような何者かになりたいと思った瞬間であった。帰りの飛行機ではハリーポッターの新巻を楽しむことにした。

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