思わぬAmericanize

たったの二ヶ月のアメリカ生活だったが、何点かわかりやすく影響を受けていることに気づく。アメリカかぶれのいちエントリーである。

1他人がどう思うかを気にして予定を変更したり、周りの予定に合わせたりしなくなった。時間にルーズになったかといえばむしろ逆で、朝は起きて何か気になることに時間を費やすようになったし、夜は早くても眠い時間に寝るようになった。非常に合理的なのだが、今思うと付き合いたくない相手と付き合ったり、行きたくない場所に惰性で行ったりなどしていたように思う。自分の予定があればそちらを優先して、周りがそれを尊重する、という風土がサマースクールにはあった。一方で、友達と集まれる時はおもいっきり楽しむしその時を楽しみにするというのもあった。

2これはかなり顕著だが、意見をはっきり言うようになった。ラインのやり取りも余計な気の使い方をしなくなった。元々人当たりよく接することができ、言葉のニュアンスに敏感だからこそ、多少ストレートになったところで相手をoffendしてしまうことはないのだなと実感。

3転じて、変に他人に気を使わなくなり、言いたいこと、伝えたほうが確実にプラスになることに関してまったく一歩踏みとどまらなくなった。間違ったものを買えばすぐに言うし、とりあえず交渉してみたり、コミュニケーションを取ることでお互いの利益になることがあるのならその一歩を進んで取るのが合理的でしょという姿勢。

4お酒や楽しいことを正直に楽しみ、働いたり集中する時は全力で集中するという陽キャラ的なwork hard play hardのスタイルに対して感じる心地よさ。A better version of yourselfと目指すというアメリカンなスタイルにはバランスの良さもそこに含まれていると学んだ。例えば一緒に旅行とかビアガーデン行っても恥ずかしくなくて、幅広い話題で語り合えて楽しめて、精神的に成熟していて、コミュニケーション能力が高くて、優しくて、育ちが良くて、バランスが良い友だちと毎日飲み交わせる日々は最高だった。

正確には、日々触れ合っていたのは大半は非アメリカ人。しかし、アメリカという国がそもそも人種のるつぼであり多様な人種が集まって形成された国である以上、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が一堂に会する中で自然と生まれてきたこのサマースクールにおけるコミュニケーションのあり方は、アメリカでのそれを少なからず反映しているのかもしれない。

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