Uberの日本浸透はいつだ

日本のタクシー業界が既得権益にしがみついているせいで規制が外れずUberやLyftが日本で全く使いものにならないのも残念。東京は鉄道も流しのタクシーも充実しているが地方でUberが使えれば国内旅行も随分豊かになる。山猿としてはもっと地方の交通の便が向上してほしいことを願わずにいられない。

 

以前、ゼミの選考書類を書くにあたってUber/Airbnbについて考察したことがある。

英語弁論大会の優勝賞品で手に入れた往復航空券を使って、カリフォル ニアへ二週間ほど放浪しに行った際、Airbnb が大活躍。「シェア リングエコノミー」という言葉に全く明るくない私でも、IT が可能にしたこのサービスが、全世 界レベルで、人々の旅や住み方の形、すなわち行動様式を変えてしまうほどのパワーを秘めている ことに驚きを感じたと同時に、その Airbnb 自体に潜む巧妙に設計され抜かれた仕組みついても興 味深く感じた。まず Airbnb に特徴的な仕組みとして、ホストとゲストの相互評価というもの がある。ゲストのチェックアウト後、ホストはゲストに対して評価文を作成し、その通知はゲ ストに直ぐに届く。だが、その評価文を読むためには、ゲストはホストの提供してくれた設 備や環境、ホスピタリティなどについての評価文と5段階の評価を与える必要がある。ゲストは評価文を読みたいので、ホストへの評価文を書く。そしてそれらの評価はゲスト側、ホスト 側両方のプロフィールに永続的に残る。こうすることで、評価文や個々のユーザーの見える化 された reputation や信頼度が蓄積され、その件数も伸びやすく、情報の非対称性が解消されてい く。こういった仕組みにより、人々の最適行動が制度設計によって操られ、サービスの質が向上し 続けているような感想を抱いた。また、それらの評価の蓄積により、「本当は居住環境が極め て悪いのに、宿泊者が情報を得られないのをいいことに、過大に良い物件に見せかける」といった モラルハザードが起きにくくなっているのではないか?などといった、ミクロ経済学的な疑問も抱いた。他にも、「互いが互いの評価を気にするため、お互いにマナー良く過ごすことが最適戦略とな っているのではないか?」「ホストは設備に自信があるから紹介文でシグナリングをし、その結果 いい物件であることが多いのではないか?」などなど。聞きかじったミクロ用語ばかりだが、こういった IT を含めた世の中の事象を経済的な 目で考えようとする際に、経済学はツールとして単純に役に立ちそうだという気づきを得ることが できた。金融工学と恋愛をかけ合わせた「恋愛工学」なるものが最近世の中で密かにバズっているように、経済学という切り口からあらゆる事象を幅広く考えることが出来ることを初学者ながら大変興味深く思うのだ。

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