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- ケンブリッジ大学のAI国際会議で発表しました!
- 国連「AIのある未来」に関する特別寄稿が出版されました@人間生活工学
- IEEEのプレスリリース:国連『AIのある未来』プロジェクトの記事が、朝日新聞デジタルに掲載されました!
- ソーシャルロボットの国際学会(ICSR2022)にて、2つの招待講演を行いました!
- 国連のウェブサイトをアップデートしました!
- 国連「AIのある未来」は、AI・ロボットの「デザイン」、「ガバナンス」、「共生」に関する提言をまとめました。
- 国連「AIのある未来」のワークショップを開催しました!
- インタビュー:早稲田大学広報誌『CAMPUS NOW』特集『早稲田大学とDX』2022年10月号
- Z世代とAIロボットについての招待講演をいたしました@Haru Fest2022(ホンダ・リサーチ・インスティチュート)
- 国際会議IROSの35周年記念「倫理フォーラム」をオーガナイズしました。
Category Archives: アート
利枝のアート探訪No.3「カラヴァッジョ展:ドラマチックな人生との対話」
カラヴァッジョを知っている人はどのくらいいるでしょうか?おそらく作品よりも、38歳で亡くなったあまりにも波乱万丈な天才画家という彼の人生の方が強く印象に残っているではないでしょうか。 カラヴァッジョ展の会場に入ってまず目にするのは、明るいイメージの「女占い師」。しかし酒場で乱闘を繰り返す彼の荒れた生活は、作品から明るさを奪っていきます。そして殺人を犯しローマに逃亡した直後に描かれた「光のドラマ」以降は、深い闇が宿り、静寂な時が流れていきます。彼の作品はまさに波乱万丈な人生を代弁しているのです。
利枝のアート探訪No.2「なぜ火星で生き延びるためにコミュニケーションが必要なのか? ー映画『オデッセイ』を観てー」
映画「オデッセイ」を観た。火星に置き去りにされた宇宙飛行士が、次のミッションの4年後まで一人生き延びるために、科学の叡智を使って戦うという話である。取り残された宇宙飛行士マークがまず最初に行ったのは、ビデオに向かって失意の感情を吐露することであった。その後毎日、彼は自分の状況や感情をビデオに向かって語りかけていく。 彼は何と戦っていたのだろうか?火星で生存するために必要な空気や食料、寒さと戦っていたのだろうか?植物学者であり、宇宙飛行士である彼にとって、空気や水を作り、ジャガイモを栽培することは、理性的かつ合理的に知識を総動員させれば難しくないことかもしれない。むしろ彼が本当に戦っていたのは、普段私たちが当たり前に行っている「コミュニケーションの力」を取り戻すことではなかったのだろうか。
利枝のアート探訪No.1「なぜ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』が江戸東京博物館に来たのか?」
江戸東京博物館と言えば、日本の伝統文化を伝える場。江戸時代の人々の暮らしや文化、文明開化による日本の近代化のプロセスを疑似体験できる場。そこに、なぜイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが?そんな好奇心を抱きつつ、特別展を訪れてみた。 日本とイタリアの国交樹立150周年を記念して『レオナルド・ダ・ヴィンチ−−天才の挑戦』と謳われた特別展。天才レオナルド・ダ・ヴィンチが挑戦したのは、空を飛べないという人間の限界。その限界を、空を飛んでいる鳥を徹底的に研究することによって越えようとしたのである。鏡文字で右から左に書かれた色あせた直筆のノートからは、情熱と熱意が時を超えてひしひしと伝わって来る。